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BCLブーム

1970年代から1980年代前半にかけて、短波放送を受信して楽しむBCLが大流行しました。短波放送はご存じのとおりAM放送より高い周波数帯、具体的には短波と言われる3~30MHzを利用した放送です。もちろん3~30MHzの間で隙間なく放送されていたわけではなく、放送バンドと呼ばれる国際的に決められた幾つものバンド内が放送に利用されていました。世界中の放送が楽しめることから、国内のラジオ放送を受信することよりも、海外の日本語放送を楽しむ事が主な楽しみでもありました。もちろん日本にもラジオ短波、NHKの短波放送がありましたが、NHKは各国の言語で放送する海外向けの番組も多く、また海外に駐在する日本人向けの大切な情報源でもありました。 短波放送の受信にはBCLラジオといわれる短波受信が可能なラジオが必要だったのですが、BCLブームと言われた当時、大手家電メーカ各社をはじめ、TRIO(現KENWOOD)、八重洲無線(現バーテックス スタンダード)がBCL用受信機、ラジオを販売していました。 BCLブームの頂点といわれる1970年代中盤には各社ともそれまでのBCLラジオの集大成ともいえるモデルを発表しました。それが松下電器のクーガー2200とソニーのスカイセンサー5900です。